薬の副作用とは?
■薬の副作用とは?
薬をのむときにいちばん気になるのは、どんな「副作用」があるのかということでしょう。「副作用」とは薬を飲んだときに現れる、本来の目的以外の作用をいいます。
例えば、カゼ薬をのんだら眠くなった・・・これは、だれにでも経験のあることでしょう。この場合、「眠ること」を期待してのんだわけではありませんから、「眠気」は副作用とされます。しかし、それでは不眠症のために睡眠薬をのんで眠くなった場合はどうでしょうか?この場合の「眠気」は副作用ではなく、主作用、つまり「効きめ」ということになります。
このように、薬をのんだ場合、本来は目的としない作用があらわれることがあって、これを副作用と呼びます。
■副作用はなぜ起こるの?
副作用には
1.予想しないような作用が現れる場合と
2.薬が予想したよりも強く作用してしまう場合があります。
薬は必要な場所にだけ効くことが理想ですが、血液といっしょに全身を回るため、必要のないところにも働きかけて、結果として思わぬ副作用が起きることがあります。
また、予想以上に薬が強く作用して副作用をひきおこす例として、糖尿病の薬の効果が強すぎて低血糖をおこすような場合があります。
副作用が絶対ないという薬は、残念ながらありません。しかし、だからといって薬を使わない、というのでは肝心な治療をすることができません。
副作用を理解したうえで、薬を正しく使うことが大切だといえます。副作用について正しい知識をもつことによって、よりよい治療が進められるようになるはずです。
■副作用をおこしやすいのはどんな人?
副作用は必ずおきるというものではありません。また、副作用の起こり方やあらわれ方は、一人ひとりで微妙に違います。患者さん個人の体の状態や体質が、副作用のおこりやすさに関係していることもあります。
薬は体内に吸収された後、肝臓で分解(代謝)され腎臓から排泄されます。このとき、肝臓や腎臓に病気があり機能が低下していると、薬の分解(代謝)や排泄が正常に行われにくくなり、薬が血液中にとどまりやすくなります。つまり、薬が効きすぎの状態になって、副作用が起こりやすくなります。
また、特異体質の人やアレルギー体質の人も副作用を起こしやすいといえます。この場合は自分だけでなく、家族にも同じ体質の人がいるかどうかも、重要な情報になることがあります。
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一般に、このような人は、副作用が現れやすかったり、薬をのむ上で注意が必要とされています。思い当たる場合には、医師の診察を受けるときに、そのことを伝え、また、大衆薬を買うときには薬局の薬剤師に相談するようにして下さい。
■副作用を防ぐには
副作用には、かぜ薬をのんで眠くなったというような軽い症状から生死にかかわるものまで、さまざまなレベルのものがあります。たとえば不快な症状ではあっても、薬をやめれば治まるものは、薬を替える、あるいは副作用を抑えるための薬を使うことによって対処することができます。
また、緊急を要するような重い副作用でも、その前兆として軽い症状が現れることが多いので、この初期症状を医師や薬剤師から聞いて気をつけていれば、大事にいたることはないでしょう。
副作用をむやみに心配し、必要な薬を飲まないと、病気を悪化させたり治療が長引く原因にもなりかねません。薬は正しく使えば、副作用が現れる確率は低くなります。
薬を飲んでいるときに体の不調を感じたら、一人で不安を抱え込まず、医師・薬剤師に相談しましょう!